散骨の知識箱(4.節度ある方法とは)

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前回、散骨は 「節度をもって行わなければ問題ない」 ということを書きました。

なんだか曖昧なこの表現。

人によっては解釈の仕方もまちまちかもしれません。

 

ではこの「節度をもって」とは、どういうことなのでしょうか。

 

それは「遺骨やそれを撒く行為に対して、まわりの人々の嫌悪感や不快感

といった感情に十分考慮すること」 です。

もっとわかりやすく言うと、「人のイヤがるような事をしない」 ということです。

 

すべての人が散骨に賛成し、良く思っているというわけではありません。

中には良く思っていない方もいらっしゃいます。

ですから、まわりに対して十分な配慮をし、散骨を行う必要があるのです。

 

具体的には、

・周辺の人々が嫌がる場所は避ける。

 (海であれば、海水浴場、釣り場、養魚場など。その他人目につきやすい場所)

・危険を伴う場所では行わない (海であれば、船舶の航行の激しい場所)

・他人の土地に勝手に撒かない。

・遺骨は原型を残さないように粉状にする。

・海上であればある程度陸上から離れた場所で行う。

・副葬品などで自然に戻らないものは、おおさめしない。

などです。

 

人々の目につきやすい場所で、明らかに 「散骨をしています」 という感じで行うと

損害賠償請求の対象となる可能性もないとは言えません。

 

以下は、現在ブルーマイルゥーの行う散骨において

基準としている内容です。

・ご遺骨は完全にパウダー化します(2㎜以下)

・漁場、養魚場、釣り場、海上交通の要所は避けて、陸上より5㎞以上

 離れた場所で行います。

・自然環境への配慮から、自然に戻ることが出来ない副葬品はおおさめ出来ません。

 またそれも出来る限りご遠慮いただいております。

・服装は、地域住民への配慮として平服でお願いいたします。

・ご乗船いただく皆様の安全第一で船の運航をいたしますので、気象状況などにより

 出港中止となる場合もあります。(無理な船の運航はいたしません)

 

次回は、散骨をめぐる問題点について考えたいと思います。

 

海洋散骨のブルーマイルゥー

http://www.bluemileu.com/

 

 

 

 

 

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